書類選考を無事突破してやっと面接へ。うまくPRできれば内定がもらえるだろう。そう考えれば考えるほど面接が緊張する。しかし練習する機会もないし・・・ぶっつけ本番でいこう。面接は最重要とも言えるくらいウェイトが重い。多少書類選考で良くなかったとしても面接で逆転できる。しかし、その逆はダメ。面接による評価を覆すのは並大抵のことではない。面接では準備も本番も大事。どちらも用意しておいて臨みたい。
・準備
面接で一番大事なことは練習だ。自分の能力を試された結果、合否の判定が下る。こう考えるととても緊張するし、特殊な環境だ。心理的な安全が保たれていないと人間の能力は満足に発揮できない。面接はひどいもので安全どころかそのまま人を試す行為である。これでは普段の半分も出せれば良い方だろう。
とはいえ、面接が得意な人やうまくいく人もいる。長くなったが準備で大事なのは練習だ。どれだけ履歴書や職務経歴書がひどくても、まずは面接してみる。自分の書いた履歴書の内容通りに話ができるか?これも大事なことだが重要度は2番目。一番大事なのは面接の空気感になれることだ。ココナラというサービスでは面接の練習に付き合ってくれる人(有料)がいる。できれば友達や知人ではない方が良い。見ず知らずの人に真剣に付き合ってもらって面接練習をしよう。
書類の内容がどれほど素晴らしくても、最初の面接が第一志望だと面接慣れしておらず落ちるケースがある。就職活動の時に死ぬほどやったし〜、などと考えずに面接練習を行おう。社会人は社会人なりの受けごたえが求められるのでとにかく練習を積もう。なれる慣れないに個人差はあるが3回くらいやれば感覚は掴めると思う。
・本番
練習通りにやれば良い。基本的には書類に書かれた内容に沿って応えていく。しかし、突拍子もない質問がくることも多い。試験官もそれがわかっており、あえて書類に書いてないことなど聞いてくることがある。自分も転職活動での質問で「卒論のテーマとそれを選んだ理由」を最初に質問された。簡単な自己紹介の直後にこの質問だったので、正直驚いたが何とか思い出すことができて応えることができた。
突然の問題にどう応えるか?ここは難しい。自己PRや志望動機のことを考えすぎると会話の内容が不自然になってしまうため関係のない話に対応できなくなるのだ。これは自分が不器用だからかもしれないが、「面接用」の解答と「雑談用」の解答は少し違う。面接用ではロジック重視でなるべく自分をPRできるように話を展開するが、雑談用では特に意味はないことでも端的に説明している。そうでないと会話がスムーズにいかないのだ。この使い分けをしている人は突然の質問に答えにくい。自然体でいいんだよ、と言われるものの「この質問の意味はなんだろう?」と考えすぎると解答に詰まってしまう。
本来であれば適度に自己PRしつつ、あとはリラックスして雑談や他の会話をするのが理想だ。雑談だと分かりきっていれば良いが、これが試験の一部なのか、わからないケースがある。経験上、試験官の一問目は「自己PR」「志望動機」のテンプレを聞いてくる場合以外は全部雑談だと思おう。またこれも経験上ではあるが、面接官の年齢が上になればなるほど雑談の意図がわからない。何の意図もない質問をポーンと投げる。頭の良し悪しを試しているのかわからないが、雑談だと思って普通に答えよう。特に役員面接でこれが多い印象。質問の意図がわからず焦った。
・結果と反省
面接が終わったらうまくいった、ダメだった。自分の評価は2つに大きく分かれると思う。もし余裕があるのなら、うまくできたところとそうでなかったことを書き出してみよう。次の面接に活かせるかもしれないので、面接直後の感想や質問内容を書き残しておくことはとても大事だ。
そして結果自体には気にしない。落ちても次だ。切り替えが本当に大事になる。がっかりして次の面接で気落ちしてしまう、というのが最悪なので意識して切り替えていこう。
まとめ
練習が一番大事。本番では突拍子もない質問は雑談と考えて答えること。面接後は内容を書き出すこと。この3つを続けていれば合格は近いはずだ。練習不足はいけないし、本番で自己PRばかりに執着してはいけない。大事ではあるが時間がなかったり、恥ずかしかったりで中々手につけない人も多い。やるべきことはやって取り組んでいきたい。