面接は緊張する。いつもの自分の6割くらいしかPRできなかった・・・。誰かに試される中で自分をPRするという特殊な状況で自分を出し切るのは難しい。面接中はコミュニケーションに集中するのであまり多くのことを考えられないと思うが、緊張した時や何を話せば良いかわからなくなった時にどうすれば良いか考える。結論としては自己PRや職務経歴書など既に提出した資料に関することを話す。また話す内容に関しては、大きな柱を3本立てておき、それに関して話をするのも良い。
1、20〜30分の面接では人柄がわからない。
面接で変わった質問などが飛んでくるケースがある。そこで的外れな受けごたえをしてしまうと悪い結果になってしまう。1回なら問題ないが、何度も繰り返されると「あれ?この人大丈夫かな」と思われてしまう。先に書いた通り面接は非常に特殊な環境なので緊張したり、いつもの自分が出せないのは仕方ない。しかし、面接する側にとっては初めて会う人のことを30分で知ること自体が難しい。だから手元にある資料を見て、それに関する質問をして「資料に書かれていることを確認」しているのだ。いわば確認作業のようなもので大体10分くらいは作業で終わる。
ここで無理にPRを追加する必要はない。まずは確認作業をさせて、残りの時間で相手の考え方や大事にしていることを知る、というフェイズに入る。
面接時間30分のうち、5分は挨拶。10分は履歴書の内容確認。残りの15分で人柄や考え方に関しての質疑応答になる。こう考えると事前資料が何もない中で、15分以内に自分の特徴や人柄を理解してもらう必要がある。初対面の相手と15分話して、あなたは相手のことをどれだけ理解できるだろうか?おそらくほとんど理解できないはずだ。なんとなくの人柄や印象しか残らない。
面接もこれと一緒だ。なんとなくの印象、終わった後にはこれが残る。そう考えると自分の魅力を短時間に伝える、というのはかなり贅沢な話だ。時間も情報もなく、口頭だけで説明するのは不可能に近い。この前提を持ってもらいたい。面接で自分の多くを理解してもらおう、というのはできないのだ。
ではどうするか?というと、書面に書いた内容に近いことを喋る。それに近いエピソードを話すのだ。つまりベースは最初に書いた履歴書になる。この履歴書を初めて読んだ人がイメージする人柄、これに合わせる方が相手は理解しやすい。
履歴書では真面目にコツコツ頑張れる、と書いたのに面接の場では自分のキャラはアイディアマンです、と喋ると「あれ?イメージと違うな・・・」となる。この2つは相反するものではないが、一般的なキャラクターのイメージが異なるので違和感が出てしまう。だから統一感を出すほうが良い。全く一緒だと新しい情報がないため、質問の意味がなくなってしまう。バランスが難しいのだが面接官のなんとなくのイメージから遠すぎる話は良くない。
2、3本の柱で自分が何を話しているかを考える
面接の中では「あれ?今何を喋っているんだっけ?」となるシーンがある。こうなると頭が真っ白になり、もう一度質問し直すしかない。なるべくこういったケースは避けたい。
そのためには3本の柱を自分の中に持ってトライアングルを作る。このトライアングルの中で話をするのだ。
・自己PR
・志望動機、やりたいこと
・仕事での性格
大きく分けてこの3つ。そしてそれぞれに肉付けをする。
趣味の話は性格の話に繋がるし、やりたいことは過去の経験や動機などの話から繋がる。仕事で気をつけていることは?という質問であれば自己PRと仕事での性格につなげて話をする。
相手の質問に対する回答は3つの柱につなげると相手が理解しやすい。必ずしもこの3つの柱にする必要はないが、まずは紙に書き出して、肉付けをしてトライアングルを作ってもらいたい。この紙を見ながら話す練習をすることで面接で話せるようになってくる。