退職したい状況の中で進める転職活動は精神的に負荷がかかる。計画を立てて準備をし、緊張しながら面接に臨む。結果に対して一喜一憂し、いつまでに内定を受諾するか締切に迫られる中で最終決断を行う必要がある。とはいえ一番キツいのは選考に落ちたときだ。これに比べれば最終決断などはそんなに堪えないであろう。ここではメンタルの保ち方や切り替え方を説明する。結論的には落ちたらエントリーを繰り返すこと。相手企業や面接官が無能だった、こう考えて次に行く。
1、落ちたらどうするか?
まずはお疲れ様でした。落ちるのはあなたのせいではなく、求人を出しているにも関わらず落とした相手企業が一番悪いです。この前提はしっかり心に刻みましょう。相手が悪い。
とはいえ1社がダメになったのは事実。だから現実問題としては「打つ玉を補充」しましょう。ここだったら受けても良いかな〜と考えている会社に応募しましょう。内定受諾するかどうかは後で考えれば良いです。とりあえずは受けても良いと思った企業に応募をします。1社ダメなら1社補充(応募)。またダメだったらもう1社補充。こんな感じで次へ次へと行きましょう。
反省するのも大事かもしれませんが、諦めない方が優先順位が上。立ち上がった後で反省すれば良いし、面接で落ちる原因は面接官との相性も大きいです。自分と似たタイプが面接官であれば、当然自分に対する評価も高くなるので相手を変えて再チャレンジも立派な戦略です。
だから反省しすぎることはありません。自分が完璧でも普通に落ちます。テストで100点とるのような簡単な話ではなく、双方の条件が合致するか?という契約の話なのです。こちらだけ反省して修正しても向こう側が折り合いをつける気がなければ成約にはなりません。気にしすぎることなく次へ行きましょう。
2、どうやって心を整理するか?
落ちたときはショックを受けます。特に手応えがあったり、絶対受かってる、と自信があった時ほどダメージが大きくなります。絶対ダメだな〜と思ったときは大体ダメです。こういうときは試験直後に落ち込みますが、結果を聞いて悪い結果だったとしても想定内のためダメージは小さい。手応えがあったということは合格まであと少し。ここで心が折れてしまっては勿体無い。というわけで心の整理をつける必要があります。
一番大事にしてもらいたいのは自分のメンタル。「自分の〇〇が良ければ受かったのに・・・」と考えてしまうと落ち込みますよね?落ち込むと自信が失われ悪影響も大きいです。だから必ずしも反省する必要はありません。面接官が悪かっただけ、自分は全然悪くない。こっちの考え方がうまくいきます。そもそも反省してすぐに改善するのは難しいので、修正にも時間がかかることを考えれば転職活動における反省とはそれほど重要度が高くありません。次の面接では気をつけよう、と考えて修正できる点は1箇所だけ。それも具体的なエピソードの1箇所だけくらいです。根本的なところは変えるのに時間を要するので忘れた方がメリットは大きいです。
だからとにかく面接官が悪かった。もし人柄が優しくて責めたくない、というのであれば自分とは相性が悪かっただけ。結果として相性の問題なので反省点はなし。もっと条件の良いところを探そう。こう考えましょう。繰り返しますがあなたは悪くありません。面接官の目が節穴だっただけです。実際、面接官もなんとなくしかわかっていません。相手もサラリーマンなのでパフォーマンスの低い人も当然います。採用に置いているなら人を見る目があるのだろう、というのは一番大きな勘違いです。単に異動の兼ね合いで採用になっただけ、ヤル気があるかどうかもわからないのでダメ社員である可能性も大いにあります。面接官が悪かったから次へ行く。これが一番合理的です。