この記事ではどんな業界が良いか?について書こうと思う。
業界によって雰囲気が全然異なる。同じ職種でも業界が変わると全然違う。厳しいところから緩いところへの転職はストレスがあまりないため満足度が高い。その逆は苦しくなる。
結論から言うとIT業界がおすすめだ。きちんと選べばホワイト企業の可能性が高い。
1、先に職種を決めたい理由
職種を決めて、その次に業界を。この順をお薦めする。新卒だと先に興味のある業界から絞る。職種は会社が決めるから選ぶことができない。だから業界選びで終わってしまう。このせいで大学生の悩みが深まるのでは?と感じている。欧米だとジョブ型採用なので最初にこの仕事をやる、と言うのが決まっている。ところが日本は変に甘い部分があった。新卒一括採用で青田刈りをして、人事が適正(笑)から職種を決める。職歴のない大学生の適正などわかるはずがない。にもかかわらずずっとこれを続けてアンマッチが起きる。その結果、病んでしまったり退職してしまう。双方不幸になるだけだが・・・と思う。ざっくりでも良いから職種を選ぶ方が大事だと考える。企業側もそんなに深掘りしてはいけない。好きな理由はなんですか?と聞かれて困る社会人は多いだろう。それと同じだ。好きに理由などいらない。選んだ理由はテキトーでも良い。だから好きに関する選択の深掘りはやってはいけないことだと思う。
2、業界を選びたいが悩む
話が大きく逸れてしまったが業界をどう選ぶか、の話だ。まず、自分がモノやサービスに興味があるならそこを受けてみるのが良いと思う。上記の通り好きに理由はいらない。子どもの頃に良いと思ったから。それで十分だ。製品であれば比較ができるので大学生なら自分で試してみるのも良いだろう。理論武装する必要はない。子どもの頃に感動したから、大学生になって他企業も調べたがやっぱり良いと感じた。それで良いと思っている。詳細は志望動機の項目を参照。
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悩むのは好きなモノやサービスがない場合。もしくはそこがブラック企業と評判が悪い場合だ。
自分の場合、最初から好きなモノやサービスがなかった。ものを買えばそれなりに満足するし、感動するほど良いサービスを受けたこともない。業界選択はノーヒントの状態であった。
ではどうしたか?
割り切って待遇や安定性で決めた。新卒でしか行けない。待遇(給与)がそこそこ良い。安定性があって簡単には潰れない。これで決めた。結果的に入った部署がブラック部署であったため間違えではあったが、選び方としては合理的だったと思う。
3、割り切って業界を選ぶ
新卒の際は誰しもが気にする給与面を重要視していた。しかし、働いてみると業界ごとの雰囲気が全然違うため合わなそうだな、と思ったらきっとアウトだろう。向いてないのだ。
給与は大事であるが、基本的には年次に伴って上昇する。気をつけたいのは転職のしやすさだ。
会社を辞める理由の1位は常に人間関係だ。これは海外でも日本でも今も昔も変わらない。そして配属先の上司は選ぶことができない。人事部からは相談すれば変更も可能〜と言われるが、自分の評価が低いと引き取り先がないため変更できないこともある。人間関係が悪い⇨仕事がうまくできない⇨評価が下がる⇨引き取り先がいなくなる。あっという間に負のループに入る。そして誰でもいいから人が欲しい、という部署は基本的に長時間労働のブラック部署だ。脱出するのは難しい。
40代や50代は「人事は変えれないが、3年も我慢すればどちらかが異動になる」こう言って我慢してきた。だが我慢した結果、うつになってしまうケースも多い。自分もそうなりかけた経験があるが本当にキツい。
だから人間関係が悪くなって転職するケースは一般的だと捉えよう。そう考えると人材の流動性が大きい業界。転職が自然な業界に身を置くのが正解だ。会社の人事は選べないが、転職は選べる。転職しやすい業界に入ろう。
1番のおすすめはIT業界。人手が足りないうえ、スキルアップするごとに転職して年収を高めていくのが当然の業界だ。もし人間関係が悪くなっても新しいところが見つかる。そして、ITへ転職した友人から話聞くと「人間が総じてゆるい。前の業界では許されないことでも見逃される」こう言っていた。きっちり管理したい人からすると地獄かもしれないが、自分が手を動かして働く上では良い業界だと思う。フリーランスで働く人も大勢いるので自由度はかなり高い。スキルは身につけていけば良いのでアラサーくらいならどんどんチャレンジしてほしい。