自分の経験談ですが、辞めるに至るまでをサクッと説明します。

1年目

入社:インフラ系の会社に就職。文系。会社方針で同期全員現場へ。

〜3ヶ月目:会社規定で残業なし。日々業務を教えてもらいながら慣れる。

〜6ヶ月目:担当業務が増える。到底こなせない量の仕事が降りかかる。

〜12ヶ月目:所属チーム(7名)の仕事のうち、4割ほどを担当。1日2時間ほどサビ残。

2年目

〜15ヶ月目:上司のパワハラが激化。毎日30〜40分の叱責を受ける。担当業務追加。

〜18ヶ月目:泊まり勤務が追加。40時間会社にいて、仮眠3時間のみという日がが出てくる。

〜22ヶ月目:メンタル限界。会社に行けなくなって1ヶ月休職。

〜23ヶ月目:別チームへ異動して復帰。神上司にあたり入社後初めて仕事が楽しくなる。

3年目

〜36ヶ月目:人間関係にも恵まれ、楽しく仕事をする。

4年目

〜40ヶ月目:異動で本社へ。ブラック部署配属。

〜41ヶ月目:上司が異動。マイクロマネジメント上司になる。

〜42ヶ月目:繁忙期。2徹して業務をこなすも一緒にやっていた担当先社員がミス。この後、上司の自分に対する管理がさらに厳しくなる。

〜44ヶ月目:本格的に辞めたくなる。

〜45ヶ月目:2度目の繁忙期。長期休暇フル出勤でなんとかこなす。

〜46ヶ月目:辞意を上司に伝える。

〜48ヶ月目:3度目の繁忙期。21連勤&徹夜でなんとか乗り切る。

5年目

〜50ヶ月目:引継ぎと転居

〜52ヶ月目:退職。

こんな感じです。短い新卒の会社員生活でしたが、中身は濃かったですね。

パワハラ上司→神上司→マイクロマネジメント上司

という極端な上司ばかりあたりました。会社員生活は人間関係、特に上司との関係で決まることを身を以て実感しました。

良い上司ばかりではない、とはいうものの最初の会社だとパワハラやマイクロマネジメント上司、無能上司がたくさんいたため、辞めなかったとしても辛い生活が続いたでしょう。

友人や先輩の話と自分の実感から上司の比率はこんな感じ。

神上司:5%

良い上司:10%

普通の上司:10%

無能上司:40%

パワハラ上司:25%

マイクロマネジメント上司:10%

普通以上の割合は25%くらい。トップになる以外は常に上司がいるのが会社員です。

そのため、外れの確率75%のくじを毎回引き続けることになります。

それも自分の移動先にこれらの上司がいる確率+自分の所属部署に上司がやってくる確率がこれです。

人間関係で悩む人は多いです。(転職に関する調査でも上司との人間関係に悩んで転職に至るケースが理由としてトップ。)

が、「今が辛いだけだから異動を待とう」というのは良いアドバイスではありません。

やってきた上司がパワハラタイプだと自分が異動するのに残り2年間。

この2年間に耐えた後でも、25%の確率で移動先にパワハラ上司が待っています。

会社員のうちはこれをひたすら繰り返すことになるので、耐えることの期待値が低いことがわかります。

またパワハラ上司や変な上司に耐えたところでメリットはありません。

精神やメンタルが鍛えられる、というのは生存バイアス(生き残った自分から逆算して、耐えた理由を作ってしまう。超ざっくり説明です笑)がかかっており正しくありません。

メンタルが鍛えられるのは小学校3〜4年生くらいなので、社会人になってから厳しくしても意味はありません。

残る人が残るだけ、耐えれない人は鬱病になるか会社を辞めます。

行き過ぎた厳しい叱責やパワハラはメンタルが伸びるわけはないため教育ではありません。もはや、選別という方が正しいでしょう。

会社はメンタルを隠し、パワハラには目を瞑る

新卒で入った会社は特に若手のメンタルが多かったです。

実務に耐えうるマニュアルがほとんどなく、先輩社員も教える気がない職場だったので「背中を見て仕事を学べ」という方針でした。

どうやらどの部署も同じ方針なようで、若手がバンバン休職していきます。

理由としては女性が優遇されるためです。男性が多い会社だったので、女性には優しい部署が多いです。家庭を持った女性は特に優遇され、自分の業務を会社に残れる人(大半が若手の独身男性)に任せることができるため、業務の偏りが異常でした。

5人チームでも実質若手2人で全て業務を行い、上司はハンコを押すだけ。お母さん社員は定時に退社。若手は11時まで残業して、翌朝も始業1時間半前から仕事をするのが当たり前の会社でした。

2021年でも環境は変わっていないようです。(元同期とは仲が良く、2ヶ月に1度は一緒に遊んでいます)。若手にとっての地獄は未だ続いているようです。会社は簡単には変わりません。

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