・序章
・働いて得られるもの
・お金はいくら必要か
・周りの目が気になって辞められない
・自分が辞めたら消える友達は必要か?
・新しい環境で仕切り直そう
仕事を辞めたい、というのは誰しもが抱く自然な思いでしょう。
しかし、現実問題として辞めざるを得ない人が大勢います。
その理由はお金と見栄です。
お金の面に関しては収入を減らせば納める税金も少なくなるため、アルバイトで生活を繋ぐことは簡単です。生きていく分には困りません。
もう一つの理由は見栄です。こちらは友達からどう思われるだろうか・・などと考えてしまい行動に踏み切れないから辞めれないのです。
あなたが仕事を辞めたからといって付き合わなくなる友達はリフレッシュしても良いでしょう。人生という限られた時間を有意義に過ごすなら、本当の友人を新しい環境で見つけましょう。
・働いて得られるもの
一番はなんといってもお金です。社会人が生活するためにはお金がかかります。大きいところでは家賃、光熱費、食費、通信費、車代、消耗品・・・などの生活費。また、健康保険、所得税、住民税などの税金系もあります。贅沢をしなければ削れるものも多いですが、収入がゼロではやっていけません。
実家でご両親と同居している方は生活費を安く抑えられていると思いますが、生きていくはお金がかかります。
また、働くことが楽しい、生き甲斐だと感じている人もいます。こういう人たちは心の底から仕事を楽しんでおり、それ自体が幸福というケースです。ただ、大半の人は楽しくない仕事に就いていると思いますが・・・。
また働いていると同僚はできますし、友達と一緒に仕事の愚痴話をしたり、遊びに出かけたりと交友関係は広がります。
辛い中でも働いている人にとっては、お金と交友関係の問題がツートップでしょう。では、突然仕事を辞めるとどうなるのでしょうか?
・お金はいくら必要か?
もし田舎に引っ越す覚悟があるのなら、1ヶ月の生活費は10万円もあれば大丈夫です。
家賃4万円、食費3万円、光熱費1万円、通信費用と消耗品で1万円。その他で1万円。こんな感じで普通に生活できます。
手取り10万円を実現するにはざっくりですが、14万円の額面収入が必要です。ここから住民税と所得税、健康保険で4万円引かれるイメージです。
なので14万円分のアルバイトをすれば全然生活できます。
1ヶ月に20日間働くとすると、1日7,000円です。時給1,000円で7時間働けば大丈夫なので、正社員で残業している人からするととても簡単ではないでしょうか?
何かあった時のために必要なお金として大体60万円くらい残しておけば大丈夫でしょう。
内訳は引っ越し代と入居費用で30万円。生活費3ヶ月分で30万円(実際は入居時に家賃前払いのため3ヶ月以上生活できます)です。
また、会社を辞めて失業保険の申請を行えば条件が諸々あるものの3ヶ月分の給料が支給されます。これだけで3ヶ月以上分の生活費に充てられるので、本当になんとかなります。
現実的な話をすると今の仕事を辞めてアルバイトをすれば生活に困ることはないでしょう。
・周りの目が気になって辞められない
別の記事でも書きましたが、会社を辞めると友達や人間関係が変わるケースもあります。今の自分は普通に生活しているから友達がいるけど、もし仕事を辞めてしまったら周りからどんな目で見られるか・・・と気になってしまいます。
仕事を辞める時にはどうしても考えてしまいますよね。
遊びに誘われなくなったらどうしよう。誰も喋る相手がいなくなったら・・・。なんていう不安が押し寄せてきます。
実際、自分も不安でしたがこちらもなんとかなります。
今まで仲の良かった友人はこれまで通りですし、なんなら平日に時間ができたので今まで遊ぶ機会が少なかった不定休の友達と出かけることが増えました。
交友関係の継続性という極めて個人差の出る話なので、もちろん参考程度で構いません。
しかし、死んだ目をして毎日遅くまで働いていた時よりも健康になりますし、時間に余裕ができます。自由な時間が増えると今までできなかったことにチャレンジする気持ちも湧いてきますし、前向きに考えるようになりました。時間に余裕ができると考えや表情も変わってきます。
私の実体験ですが辞める前に気にしすぎないようにして欲しいです。
友達の立場から考えてみても、毎日忙しそうで疲れている人よりも、今を楽しく生きている人の方が話しやすいです。
仕事を辞めた後は、ポジティブになった自分が待っていると信じるのも考え方のヒントになると思います。
・仕事を辞めたら疎遠になる友達は必要か?
仲の良い友達は会社の同期で、辛い中でも頑張ってきた仲間だ。会社というきっかけで知り合ったのだから、仕事を辞めたら疎遠になるのだろうな・・・。と考える人もいるでしょう。
私もそれを考えて、気にしていました。
会社帰りに飲みに行ったり、お昼ご飯を一緒に食べたりと時間と場所を共有しやすい友達は貴重です。
しかし、だからと言って会社というつながりがなくなって疎遠になってしまうのでしょうか?
私の場合は疎遠になった友人もいますが、休日に遊んでいたメンバーは今でも仲良くやっています。
会社でしか付き合いのない人はそれまでの関係性。ということですね。
でも、それで良いと思います。全ての友達と一緒に遊ぶなんてことは不可能ですから、自分が付き合いたい人だけ付き合っていくのが自然な形です。
それに、仕事をやめた。仕事を変えたからといって連絡をしなくなる人と、この先遊びたいと思いますか?
多くの人は「その程度の付き合いなら必要ない」と考えると思いますし、当然でしょう。
しかし、辞める前には大して仲が良くない人の目も気になったりします。目の前にいる友達の評価が気になる、というのは仕方ありませんが本当に大切にしたい友達なのか?
ここをきちんと考えれば、これまで通りに接してくれる人が残ります。
会社帰りのご飯は一緒に行けなくなったけど、予定を合わせやすくなって遊ぶ回数が増えた。こんな関係性だと理想的だと思います。
信用できる友人だけ残れば良いのですから、そのほかの友人や人の目は気にしないようにしましょう。
・新しい環境での交友関係構築
仕事を辞めたら前職の人とはさっぱり会わなくなった・・・という人もいると思います。
こういう人こそ新しい環境で新しい人間関係を作るチャンスです。
大人になると友達を作るのが大変です。
学校のようなクラスもありませんし、部活もありません。
受け身の姿勢で話ができる人は店員さんと仕事仲間くらいでしょう。
しかし、意識して友達を作ろうと思えば全然できます。
好きなことの社会人サークルでも良いですし、新しく始めたいと思っていることならお店の人に話を聞いたりなど積極的に行動しましょう。
そうすると交友関係は広がります。
特に社会人サークルはおすすめです。地方でも色んなスポーツや趣味の集まりがあるので是非是非参加してみてください。
そこで新しい友達を作って遊び相手を探しましょう。